Vol.94 感謝は探してでもしよう。

うちの8歳と5歳の子供達は、
「出来るようになったら自分の事は自分でやる」というルールで、
小さいながらも家の中の仕事を分担して、
出来る事をやってくれています。


「甘えさせてあげる」というのは
「本当は自分でできるのに、やってくれてありがとう。」という
理解がある前提でこそ生きるものじゃないかな、と私は思っています。


一人前になっても親と一緒に住んでいる場合、
お母さんが当たり前にご飯を作ってくれて、
置きっぱなしにしたものは片付けてくれ、
洗濯機に入れておけば洋服もきれいに畳んで戻ってくる。
疲れた顔をすれば気遣ってくれ、
お金に困ったら援助もしてくれる。


でもこの感覚を社会に求めるようになったら酷いものですよね。
会社の上司が食事をご馳走してくれるのは、
上司だから当たり前でしょうか?
机上の整理整頓を求められ不機嫌になってはいませんか?
お金を安易に借りてはいませんか?
困難にぶつかった時、誰かのせいにしていませんか?


「感謝」の反対は「当たり前」だそうです。
かいがいしく世話を焼く人が周囲にいると、
感謝の感覚はどんどん鈍化していくものかもしれません。
自分の事を気遣い、何かと世話を焼いてくれる人の存在は
決して当たり前ではありません。
お姫様や王子様じゃないんですから…。

| パーマリンク | | 2010.02.16 |

Vol.94 自分の仕事観を磨く。

仕事で指摘や注意を受けた時、ちょっと顔色が変わり
(ここで拒絶バリアがはられ、何も素直に入らないモードになる)


「いやこの後やろうとは思ってました」
「そこまでやれという指示でしたか?」などと、
小さい言い訳に終始してその場を切り抜け、
その失敗(指摘)を次に活かせない人がいます。


望まれた仕事を遂行できない自分を悔いるべき、
成長の絶好の機会をみすみす逃してしまう。
自分のメンツや自分の考えに頭がガッチリバリアされて、
大事なアドバイスが素直に耳にらないようでは
本当にもったいないと思いますが、
案外そこに捕われてしまう人が多いようにに思います。


でも、それでは一生「誰かの指示を受けるだけの仕事」で
終わってしまいませんか?
自分の仕事観やスキルは、
自分の心持ち次第でどんどん磨かれるもの。
男も女も、年齢も、正社員かアルバイトかも関係ありません。
責任から逃げ、苦手な事は避け、
自分で考えることもなくいたら、
長く働いていても得るものは少ないだろうと思います。


いつもスタッフに言う事ですが、
叱られたり言い訳する相手がいるという事は
守られているという事。
もう一歩踏み込んで全力で仕事にあたると、
今以上の楽しさや達成感、
そして本当の仲間の信頼が得られると思うのです。

| パーマリンク | | 2010.01.23 |

Vol.93 催促されない仕事。

私は日頃「催促されたら負け」だと思って仕事をしています。
負けというのは相手との勝ち負けではなく自分との戦いなのですが、
常に自分の頭で考えて納得しながら仕事をしたいと思っている
自分自身との戦いなんですね。


「すぐやる」事がいいと良く言われますが、
実際は、既に他の仕事をやっている中、別の依頼がある訳ですから
「すぐ」なんて出来ない状況が多いかと思います。
だからこそ少なくとも「いつまでに必要か」という納期確認をして、
それまでに必ずやる、
または相手に心配させないように中間で報告を入れる、
という事が必要になってきて、
それを心がけていれば「遅い!」なんて叱責を受けることは
絶対にありません。


催促もされない、遅いとも言われない。
反対に自分から先に段取り・報告をすれば、


「あの件、そんな風に段取りしてくれてたんだ?」←さすが!安心!
「あの件、もう終わったの?」←さすが!早い!


と、褒められ感心され、認められるだけ。
どちらが気持ちよいかは語るまでもありませんよね。
ちょっとした心がけ次第で天と地の差だという訳です。
どうせやるんだから、
先に段取りして主体的に動いていればいいだけのこと。
余計な労力が増える訳でもありません。
それを大事だと捉えて習慣にするかしないか、
たったそれだけの問題だと思うのです。


| パーマリンク | | 2009.12.17 |

Vol.92 受け入れるしかないこと。

私事になりますが、先日実母を手術の後遺症で亡くしました。
自分の母親が死んでしまったという事実。
一緒に出かける事も、何か楽しい事があって電話する事も、
困った時に相談する事も、可愛がっていた孫と遊ばせてあげる事も、
もう絶対出来なくなってしまったという事実。


死んでしまったショックが少し薄れてきたら、
今度はこのなんともいえない重苦しい寂しさに苛まれています。


生きてれば大小様々な「どうしようもないこと」が
起こるものだと思いますが、
「大切な人との別れ(死)」というのが、
そのどうしようもないことの最たるものかもしれません。


どんなに嘆いても、死んだ原因を調べてみても、
絶対に元には戻らない。
道を歩くおばあちゃんも、テレビのCMも、
こどもの病院の待合室も、聞こえてくる何気ない雑談も、
身の回りには母を亡くした私を傷つけるもので溢れている。
そしてそんな私にはおかまいなしに世の中は動いていく。


そうして改めて思い知りました。
「受け入れるしかないんだ」という事を。


自分の努力ではどうにもならない事に遭遇した時、
そのまま受け入れるしかないんですよね。
受け入れてじっと耐えている内面から
何かが育まれていくのかもしれません。
笑っているあの人も、多くを語らないあの人も、
実はどうしようもない何かを受け入れているのかもしれないと、
優しい気持ちになるのです。

| パーマリンク | | 2009.11.25 |

Vol.91 言いたい事が言えない人。

本当はすごく言いたいのにその欲求を抑えてしまう人。


思った事、言いたい事を何でも口にする
私などからすると信じられないのですが、
そういう人が結構いるように思います。


「言いたい事を何でもズバズバ言う人=気が強くて嫌な人」
「言いたい事を言えない人=気が弱くて優しい人」と


一般的には見られているような気がしますが、
言えない理由は「相手を思いやっている優しさ」ではないですよね。
どちらかと言うと「自分が可愛いから」ではないでしょうか。
嫌われるのが嫌だから、言わないだけではないでしょうか。
自分の判断で「言わない」方を選んだ人は、
その事を根に持つ事もないですが、
言えない事を優しさだと勘違いしている人は
「私ばっかりこんなに我慢しているのに…」と
不満を募らせるでしょうね。


自分の要求が正しいことだと思うのなら、
堂々と主張すれば良いと思うのです。
「言いたい事を言う」と言っても、
喧嘩腰で声を荒げる必要はない訳で、
言い方とか言う場所とか言うタイミングとか、
そういったものに配慮すればいいんですよね。
そしてその後、相手と意見が食い違うなら、
建設的に話し合いをするか、
最終的に折り合いをつければいいだけだと思うのです。
喧嘩になっても仲直りをすればいいだけだと思うのです。
そうやって本音で付き合って、
時には論議を交わしたりした方が、
人間関係ってより強い繋がりを持てるものではないでしょうか。

| パーマリンク | | 2009.10.24 |

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